アパレル輸送

委託加工貿易輸送

委託加工貿易輸送

当社は、アパレル業界をはじめとした製造業のお客様に対して、委託加工貿易の物流ハンドリングを得意としております。

■ 委託加工貿易とは
委託加工貿易とは、日本などの輸出者が原材料や部品を海外(主に開発途上国)に送り、現地で加工・縫製・組立などの工程を行い、完成品を再び日本に輸入する貿易形態を指します。アパレル業界では、特に衣料品の縫製や仕上げ加工を東南アジアや中国の工場に委託し、コスト削減と大量生産を実現する手法として広く使われています。

■委託加工貿易の流れ(例:ベトナム工場)
①日本のブランドが生地や副資材を輸出 ⇒②ベトナムの工場で縫製・加工 ⇒③完成品が再輸入され、日本の販売拠点へ納品 ⇒④関税・原産地証明などを踏まえた輸出入手続きが必要

■委託加工貿易で重要な物流ポイント

1. 加工貿易形態の申告

  • 海外工場が製品を“製造受託”する形なので、税関への正確な申告が必須です。
  • **「輸出許可(加工用)」と「再輸入許可(加工後)」**の区別が必要です。

2. インボイス・パッキングリストの明確化

  • 輸出時の素材リストと、輸入時の完成品リストは対応関係が分かるように整理されている必要があります。

3. HSコードの正確な設定

  • 加工前と加工後で製品のHSコードが異なるケースもあるため、税率確認が重要。

4. 関税・原産地証明

  • ASEAN各国や中国とのFTAを活用すれば関税を削減できる場合もあります。
  • 加工地原産となるかどうかは加工内容により異なります。

アパレル業界における委託加工貿易は、高品質な製品をコスト効率よく生産する有力な手段です。
しかし、輸出入の手続きや関税、書類管理には細かな対応が求められるため、専門知識を持った国際フォワーダーのサポートが不可欠です。

当社ではアパレル業界向けの加工貿易実務を数多く手がけており、お客様のビジネスを物流面からしっかり支援いたします。

アパレルの委託加工貿易に関するご相談は、どうぞお気軽にジュピター・ジャパンまでお問い合わせください。